セラミックによるクイック矯正(すきっ歯)|「美」と言う視点を優先した歯の治療をお探しならば、しらゆり歯科

セラミックによるクイック矯正(すきっ歯)

今回はすっき歯を通常の矯正ではなく、審美矯正で治療した方です。ご本人さんは小さい頃矯正をしていたので今回はこの方法を希望されました。前歯2本の幅が少し狭く中央が開いている状態です。

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その歯を少しだけ削って表面からうすいセラミックのチップ(ラミネートべニア)を張り付けました。この方法は歯の形を整え、型採りをして、1週間後にくっつけていくので、2回で完了します。

IH11.jpg下から見た状態です。裏側はほとんど歯を削っていません。

IH4のコピー.jpg

今回セラミック矯正で治療した理由はもう一つあります。下の写真の上2枚は治療前です。嚙み合わせた状態ですでに下の前歯の先端が上の歯の裏側に当たっていました。このまま、上の歯だけすきまを埋めるようにして歯を並べていくと、さらに裏側に強く歯が当たるようになって、歯が動き難いばかりか、押し戻されて元の状態に戻ってしまうからです。そのため矯正で治療する場合には下の歯も動かして上下の歯の位置をコントロールしていく必要があります。しかも治療期間が通常より長くかかってしまいます。


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一番下は治療後です。写真のように口を閉じられた状態では上のすきまが下の歯がカバーしているためそれほど違和感を感じませんが、一番上にある写真のように口を開けた時にすきまが極端に目立ってしまっています。黒人によく見られるすきっ歯ですが、すきまがあるとなんとなくしまった感じがないですね。