歯並びの相談 その7 シミュレーションによるカウンセリング
しろもとデンタルクリニックでの無料カウンセリングではそれぞれの患者さんのお悩みとご希望と伺って、治療方法の種類・メリットデメリット・治療期間・費用について相談をしています。歯並びに関しても矯正か、セラミックによる審美治療か、患者さんの希望もさまざまです。そして治療による効果のイメージをシミュレーションをしながら確認していただくようにしています。
写真左上の2番目の歯が引っ込んで、部分的に反対咬合が気になられている方です。矯正ではなく短期間での治療を希望されていました。
引っ込んでいる歯の左の犬歯も、八重歯気味ですが、それほど気にされていないとのことでした。引っ込んでいる歯はひと目見てすぐわかりますが、セラミックで治療する場合に、このケースではいくつか考慮すべき点があります。
① 歯ぐきの位置の高さのふぞろいの改善
② 上下の中心線の改善
(内側にある歯のスペースが狭いため、右側の歯が全体的に左にずれ込んできているため)
③ セラミックの歯の幅を左右差を感じさせないようにすること
矯正をする場合は、すべて解決しますが、セラミックの歯で前に出すだけでは幅の狭いアンバランスな歯になってしまうためです。
そこで、シミュレーション画像でイメージしやすいように見ていただきました。
下は治療後のイメージ写真ですが、歯の大きさや中心の位置のずれ、歯ぐきの位置の高さもこれだけ改善できることがわかります。
つまり、中央の2本の前歯のすきまのむし歯の治療をしながら、歯の大きさを少しだけ小さく仕上げていくことでより、自然な仕上がりが可能になってくるのです。
写真だけの比較です。