ねじれた(出っ歯)の部分矯正治療の流れ ③
ねじれた前歯の治療に来られた若い女性の方です。正面から見ると、さほど問題はなさそうですが、写真右上の前歯が斜めに飛び出しています。

歯の向きが斜めになっていますが、左側の2,3番目の歯も本来の向きとは違う感じになっています。

下から見ると、歯の先端のラインがとぎれとぎれになっていて、前歯が窮屈そうに並んでいるのがよくわかります。今回は短い治療期間を優先されていたので、マウスピースではなく通常のワイヤーによる上顎のみの(部分)矯正で治療開始しました。

約3か月10日後の状態です。
ほぼラインがそろいました。裏側の針金は後戻り防止のための保定装置です。



注意して治療してきたつもりですが、最初のワイヤーが痛かったんですね。申し訳ありません。一番弱い形状記憶合金を使ったのですが、もっと弱い針金が製造されるようにメーカーにお願いしたいと思います。