歯並びの相談 その2 欠損歯による歯並びへの影響
④ やはりホワイトニング希望で来院された若い女性です。歯並びの印象としては上下の中心がそろっていないこと、上の歯が左右非対称なことが目に付きます。
ちょうど青丸の部分の歯が1本ありません(元々無い場合や、後ろに隠れてはえている場合もあります)。横に犬歯が並んでいる状態です。無い歯の場所を埋めるように、写真上の右側の歯がそれぞれ左に(傾きながら)ずれてしまったため、上下の歯の中心が揃わなくなっています。
下の歯も窮屈な状態で、凸凹しています。また、歯が少ない上顎と比べ、下顎は相対的に大きくなるため、前歯2本の噛み合わせが切端咬合(先端と先端がぶつかる)になっています。
⑤ 同じように左上2番目の歯が1本ない方です。
本来は犬歯から犬歯まで6本の前歯が、中・小・中・中・小・中の大きさで並んでいますが、ひとつ欠けていることでそのバランスを崩しています。
歯の本数が上下でそろっていないと、矯正も簡単ではありません。それでもなんとかバランスよくそろえても、歯の大きさ・形が違うので、セラミック矯正によって、それらを修正していくこともひとつの選択肢となってきます。